ワークバランスと構造改革

兵庫県では、平成15年から病院事業全体を抜本的に見直しを行い、病院構造改革に取り組んできました。
しかし、どこの地域にもある問題として少子高齢化や医療技術の高度化によって、様々な環境の変化が起こり、地域によっての診療科の違いや勤務医の偏在といった課題が浮き彫りになってきてもいます。
こうした課題を解決し、引き続いて病院の構造改革を実施するために、さらなる取り組みが期待されています。
現在兵庫県が進めているのは、高度な専門医療や特殊医療を政策医療としてより効果的に、より効率的に提供するための取り組みです。加えて、中核となる医療機関の無い地域においても地域医療の確保と発展を図っています。
これまでのところ、がんや循環器疾患、糖尿病や救急医療といった、喫緊に改善が求められている治療科分野におて充実が図られてきました。また、現代社会が抱える大きな問題とも言うべき精神科医療の充実についても取り組みがなされており、これらの医療連携体制の強化など一定の成果を上げています。
その一方でより高度な診療機能の拡充や、診療の効率化といったニーズが掘り起こされてきました。県では今後、各診療科のより高度な診療機能の充実を図るとともに、各診療科の再編も行うことによって、より機能的かつ効率的に診療ができるようにさらなる構造改革をすべく取り組んでいます。
特に、がん医療については診療機能が充実してきているにもかかわらず、死亡率は増加の一歩をたどっていて、より総合的ながん治療に対する対策が求められています。この分野での看護師の補充は兵庫県においては最重要の課題であり、今後もその需要は高まることでしょう。
ただ、そうなると看護師として働く人の職場環境がより厳しいものになる可能性が出てきます。職場環境が厳し過ぎると、せっかく就業した看護師の離職の可能性が高くなるため、看護師の確保は困難になります。
そのため、兵庫県では看護師のワークバランスを安定させるための次行を県看護協会に委託しています。
看護協会ではナースバンク事業、ワーク・ライフ・バランス推進事業、「看護の心」普及事業、訪問看護支援事業といった、看護師として働く上で重要な支援を行う事業を行ったり、実際に何か問題があった時のために看護職のための相談窓口を開設しています。
特にナースバンク事業は、看護職につきたい人が無料で登録することによって、看護職につきたい人と看護師を確保したい医療機関のマッチングを行うことができるサービスです。

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