若い方に行って欲しい場所

世間で看護師不足が声高に叫ばれてから結構経っています。それが解消されたという話も聞きませんし、ここなん十年継続中、ということなのでしょう。特に地方ですと、それが余計に目立ってしまう結果になってしまっているようですね。地方出身者としては、どうにかしてよ行政、という感じです。
個人的な印象ですが、特に離島の看護師不足はひどいように思えます。私の祖父母が住んでいる離島では本当に看護師がいません。病院らしい病院がなくて、せいぜい診療所程度。医師と看護師1人ずつぐらいでしょうか。訪問看護をしてもらえればありがたいけれど、看護師がいない今は現実的に考えて難しい。看護ではなく介護の方に診療所まで連れてきて頂いたり、船で大きな病院まで連れて行って頂いたりというのが現状なんです。訪問看護の需要自体は増えているようなので、訪問看護師がもっと増えて、離島にこそ来てくれることを願うばかりです。(訪問看護師についてはこちらをご覧ください。)

年配の方がご自身の足で病院に迎えるのが1番いいのかもしれませんが、それを強要してしまう環境っていうのはよくありません。しかし、人手が足りないのも事実。それならばせめて、もう少し診療所の設備や人員を増やして…という風にやってくれればいいんですが、いかんせん離島であれば着任したがる医師や看護師がいないのが現実です。
コンビニなんて1軒しかないような島で、そりゃあ若い方は来たがりませんよね。でもそれでも、何とかして来て欲しい、と思います。若い医師なり看護師なりに来ていただければ、それなりに活性化もするでしょうしね。もし離島の医療に興味のある方がいたら、是非行ってほしいです。